2022.05.07 05:00河内阿蘇神社の昔話河内阿蘇神社は、霊亀元年(西暦715年)藤原泰忠が若宮大明神として阿蘇の三柱の神様を河内の海岸にお祀りし、始まりました。時代は定かではございませんが、河内の昭和の大災害のような水害が河内で起きました。その後、村人が河内阿蘇神社から坂を下りて民洞の海岸に行くと水辺に「つづら籠」が打ち上げられていました。村人は「つづら籠」をお宮の下の石に置き、開けてみると十二の御神像が入っていました。村に帰り、調べてみると阿蘇の神様が大雨で流されて来たことが分かったので、氏神様として河内阿蘇神社で阿蘇十二神が祀られるようになったとされています。
2022.02.08 01:00紀元祭(建国記念日)日本の建国記念の日とは初代神武天皇が紀元前660年に奈良県橿原の地で即位したといわれる2月11日(紀元節)とされています。この紀元節は古くから祝日として日本国民に親しまれた日だったのですが、第二次世界大戦後のGHQによる占領政策の一つとして紀元節を祝日から外されてしまいました。しかし、有志の熱意と行動により建国記念の日として祝日に再び認められることになりました。先人たちが守った日本の建国をしのび国を愛する心を養う日である2月11日の建国記念の日の意義を後世に伝え、大切にしていく事が必要だと考えます。
2021.12.14 01:00阿蘇神社と卯の日まず卯の日というのは十二支の卯=ウサギの事でウサギは子だくさんなので、これにあやかり子授けや子孫繁栄祈願に良い日とされています。戌の日は犬のお産が軽いことにあやかり安産祈願に良い日とされていることが有名ですね。そんな卯の日は当社の祭神である阿蘇十二神を奉る総本社、阿蘇神社では主祭神の健磐龍命が阿蘇に来られた紀元76年春2月卯の日を記念し毎年3月の初卯の日から次の卯の日まで「卯の祭り」を行っています。卯の祭りの期間中は毎日、五穀豊穣を祈願して神楽が奏でられています。他にも阿蘇神社は阿蘇山上神社と国造神社を直線状で結んだ聖なるライン上に卯の方角(東向き)に鎮座していたりと様々なところに「卯」が登場します。当社の由緒にも715年12月初卯の日に河内の海岸に神...
2021.10.21 15:00令和三年 秋季例大祭令和3年 10月15日 14時 河内阿蘇神社 秋季例大祭宮司、禰宜、舞子の総勢6名、神社総代をはじめ関係各所からご臨席賜り厳粛のうちに滞りなく申し納致しました。医療従事者の皆様のご尽力、また一人一人の感染予防の意識徹底の甲斐あってか新型コロナウイルス感染症の感染が収束して来ていますね。当社でも今年は大神楽の自粛以外は例年に近い形で無事に例大祭を終えることが出来ました。蛇足ですが神社としては現状を維持する事が前提ですが、昨年少しだけ紹介した宮坂提灯の復活や神輿渡御などの神振行事を氏子崇敬者の皆様と共に行いたいなと考えているところであります。
2020.12.26 03:00歳旦祭と正月飾り歳旦祭というのは、新しい年を迎え歳神様への御挨拶とその年の五穀豊穣を祈る神事で、多くの神社では元旦の午前中に行われます。また正月を迎える前に社寺やご家庭では正月飾りを準備されると思います。正月飾りには門松、しめ飾り、鏡餅など様々な種類があります。この正月飾りは何日から何日まで飾っておけば良いのか?という声を聞きます。まず飾りはじめは12月13日以降で29日と31日を避けた日に飾ると良いでしょう。何故29日と31日を避けるかというと、29日は「二重苦」と語呂が悪く縁起が良くないと、31日は「一夜飾り」になってしまい年越し前に慌てて準備することになり神様へ失礼にあたると言われています。片付けに関しては「松の内」の1月7日以降もしくは「小正月」の1月15日以...
2020.10.15 03:00秋季例大祭河内阿蘇神社秋季例大祭は本日14時、総代並びに来賓の皆様の参列の元、催行となります。例大祭とは神社毎の由緒によって日にちが変わる神社にとって最も大切なお祭りです。当社では古くは12月初卯の日に祭りを行っていたのですが、いつからか10月15日に行うようになりました。また昭和初期までは宮坂提灯といって地元の青年有志によって提灯行列が行われ、子供たちによって夜通し神楽舞が行われていましたが現在は提灯の飾り付けと数種類の神楽舞がその名残で残っています。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で神楽舞の奉納も厳しいところではありましたが、感染症対策を施し奉納を行う運びとなりました。例大祭というのは神事を行うのが本義で、その他の催しや奉納はあくまでも付随するものではあ...
2020.06.21 01:00人形(ひとがた)について人形(ひとがた)や形代(かたしろ)と呼ばれ古くからお祓いをする際に使用された祓具の一種です。現在は主に大祓の際に使用されます。①上の写真のように自分の名前を書きます。年齢も書いても良いです。②身体に擦り付けます。このとき身体でどこか悪いところがあれば、そこを念入りに擦ってください。③3回息を吹きかけます。④形代を神社で手に入れたのであれば、神社に納めに行ってください。形代を神社以外で手に入れたのであれば、川に流すか、自分で焚き上げましょう。